白浜温泉 グータラ旅行記? (2003.03.03〜03.04)
最後にスライドショウがありますよ〜

3月はじめにYUMA(うちの不詳の息子、現在中二)は学校の行事で、
一晩家を空ける殊になりました。
久しぶりに「母親業」から解放される!
こういうチャンスは滅多にないんですよね、子供がいれば(^-^;)
それで、73歳の母への親孝行もかねて、温泉に行くことにしました。

あれこれ行き先を考えたのですが、
高齢者を連れていくこと、クルマで行くつもりということ、一泊二日の予定ということで
近くて道もよく知っている、和歌山県の白浜温泉に行くことにしました。

今回の旅行、とにかくノンビリゆっくりしたいですし、
移動はクルマ、それも近くなので交通費はあんまりかかりません。
ですから、宿はちょっと良いところをとって、ゆったりしたいと思いました。

白浜温泉のホームページを検索して、そこで宿を探しました。

ふと眼に付いたのが、今回お邪魔した「旅館 万亭」さんです。
早速万亭さんのHPへ...

『万亭は、京都一力茶屋の別荘として建てられた館を、
昭和二十八年先代の館主小竹林二が譲り受け、
数寄屋造りの名匠・平田雅哉氏の設計で改築、現在の姿になりました。』
(万亭さんのHPより)

ふむふむ、なんか良さげ〜♪

『和室(九室)、
ルースティックスタイルの家具ランプ(フランス農家風)で飾られた洋室(二室)、
離れ(三棟)、よりなる館内は和と洋が融合した
独特の雰囲気を醸し出しています。』
(万亭さんのHPより)

全部で14室とは、落ち着いてそうでいいかも!

『食事は、紀州の素材を中心にした懐石料理。
毎水曜夜は、フランス料理のみを供します。
四十数種類のワインも、ご用意しております。』
(万亭さんのHPより)

いゃ〜ん(*^o^*)
ワイン大好きな私には、うれしすぎるかも!!(喜)

というわけで、早速電話にて予約。
お部屋もすぐ取れて、早くその日にならないかと、ワクワクものでした。


さて、当日です。

...思いっきりの悪天候。
やっぱりうちの母は「雨女」ってやつですね(ハァ〜...)

まあ、張り子の虎でもないことですし、気を取り直して出発。
近くという事もあって、出発はお昼になりました。
途中、SAは各駅停車で休憩しながら、ゆっくりゆっくりの道程です。
途中、ワイパーを動かしていても、全然前が見えないくらいの雨にもめげず、
無事に到着したのは3時半過ぎでした。

白浜といえば「海のそばの温泉街」というイメージしかなかった私は
地図にそって行くうちに、なんだか山の上に登って行っちゃうし、
クルマがすれ違える程度の細い道、旅館やホテルの影もなく、
道を間違えたか?と思ったほど。
ようやく万亭さんの駐車場の看板が見えた時には、ほっとしましたわ(笑)
クルマを置いて、さて...入り口は?(^-^;)
塀にそって脇道を入って行くと、ありました!
大袈裟過ぎず、いい雰囲気の正面入り口。
玄関は階段をずっと上ったその先に。
さしずめこの階段は、、日常モードと休日モードの連絡通路のようで、
一段々々昇るうち、この階段に時計も携帯も置いて行きたくなりました。

階段の途中まで、仲居さんがお迎えに出て下さいました。
そして玄関をあがって、その奥のいろり端で
お茶とおいしい梅のお菓子をいただきました。

ところでこの日は、お客さんは我々二人だけとの事!
要するに「貸し切り」状態です!(笑)
我々二人だけのために、スタッフも建物も温泉も、
待っていてくれたんですよ〜!
大感激ながら、ちょっと申し訳ないような気も...

館内は、黒光りした柱や梁と、アンティークな調度の数々が
どこか懐かしく、また新鮮にも感じられて
まるでタイムスリップしたような気持ちにさせてくれます。
あちこちの壁に飾られた、絵画や古民具も
一つ一つが面白く、博物館にいるような気分にさせてくれます。
決してバタバタするのではなく
ゆっくり静かに時間を過ごしてほしい場所です。


お部屋は最上階の角部屋、
広さもたっぷりでしたし、窓からは円月島が真正面に望めて
開放感のあるお部屋でした。
でもびっくりしたのは、窓が昔ながらの木の枠の窓だった事。
小さい頃の家を思い出しました。
ちょっと懐かしかった〜

部屋に入って一息ついて、まずは温泉を楽しみました。
「貸し切り」なので、やっぱりここは
「湯船で泳ぐ」でしょ〜(笑)
いやぁ〜、開放感満喫です。
と、はしゃいでいたら、脱衣場に誰か入ってきたような気配が。
ギョッとして、大人しく湯船に沈んでいたら、
旦那さんと思しき男性が。
「いかがですか?」と訪ねて下さいました。
泳いでなくて良かった(汗)
半露天のお風呂の方も楽しんで、お部屋に戻りました。

ほどなく夕食の時間。
特別に、隣のお部屋にお食事の用意をしていただけました♪
きちんと一品一品持って来ていただけるので
落ち着いていただく事ができました。

お刺身も、他のお料理も、どれもおいしかったのですが
中でも「フォアグラと大根の清汁仕立て、キャビア添え」が
フォアグラのグリル具合といい、大根の味の染み具合といい
すごく美味しかったですよ。
全体のお料理の感じから、
ここの料理長さんって、洋食が専門なのかな?とか思いました。
今度来るときは、水曜日に泊まって
ぜひともフランス料理のコースをいただきたいな(*^o^*)
(毎週水曜日は、夕食はフランス料理のみだそうです)
ワインもたくさん揃えておられますし、楽しめそうです。

夜はお酒を過ごした事もあるのか
母は早々に寝入ってしまいました。
私はなんだか寝そびれた感じで、あまり眠れなかったのですが、
それはそれで、普段は考えないような事など
いろいろ思いを巡らして、寝たり目覚めたりして夜を過ごしました。


翌朝は、前日とはうって変わっての快晴。
窓からみる景色も爽やかに、明るい光に溢れていました。
が!...今度はすごい風(苦笑)

気を取り直して、もう一度お風呂へ。
さっぱりしたところで、朝食をいただきました。

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうもの。
時間ギリギリにフロントへ降りて行って、チェックアウトしました。
その後も少し館内を見せていただいたり、すっかりお世話になりました。
また時間を作って、日常から離れにやってきたいと思いました。
みなさん、どうもありがとうございました。


万亭さんで撮った写真を、スライドショウにしてみました。
あの建物全体を包む空気が、少しでも撮れてますでしょうか?
見てみようかなという方は...ちょっと気長にね。(重いんです 笑)

スライドショウはこちら

(ごめん、むちゃ重たいです。5.1MBもあったりして...)

近いうちに、何枚かを抜粋して写真のコーナーにもアップしたいと思いますので、
こんな重いのはいやじゃ!という方は、ちょっと待ってて下さいね(笑)